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女神の見えざる手のBFのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
4.2
ジェシカ・チャスティンあっぱれ!


フィクションだけど、実際こんな人いるのかな…もう画面に釘付け、ひれ伏しました…。選挙の直後に鑑賞したもんだから、より政治ドラマの威力が鋭くて。公開のタイミングバッチリ!?これ程までに振り切った人間像に陶酔、脚本も好感。良作…。

勝つためには手段をえらばない、って
この映画を見たら嫌でも見せつけられてしまって、もう中盤以降は笑っちゃうくらいの徹底さ。

伏線も後から効いてきて、テンポよくラストまで見終えました。

「女神」だなんて皮肉なタイトル、その''見えざる手''の狂気にすら思える根回し…そんな中、予期していなかった流れと、ほんの少し見える彼女の弱点というか、人間らしさが自分のフィルターではありますが、少し垣間見た時に、ふと目頭が熱くなりました。

あと、あのリミット・レス感ある錠剤もやべえ。名前忘れちゃった。彼女、長生きしてほしいなあ…笑

銃規制の問題を軸にした物語。僕は「ロビイスト」という言葉さえ知らず、日本に居るから分かり難いとはいえ、いま国を率いる国の姿に疑問符を投げかける、力強い展開と会話、そのセリフたちにずっしりと重みを感じることができたパワフルな作品でした。

選挙直後のこの映画、オススメです。
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