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女神の見えざる手のUNOのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
4.5
国家の裏側で世論を動かし暗躍するロビイスト、スローン。銃規制派を阻む圧力団体を相手に、一線を超えた、相手の予想を裏切る先見的な罠を張り巡らせ、国家の毒を清める。毒を毒で制す。

腐敗した制度を辛辣に批判し、民主主義を餌に、私欲を満たす者に制裁を下すスローンの数々の策略は非人道的であるが、その裏には必ず確固たる信念があり、全ては人のため、正義のため。

ハイテンポな論戦に熱くなり、最後に繰り出すスローンの切り札にガッツポーズ。アメリカの諸問題を垣間見れるとともに、毒を毒で制する爽快感も味わえる、秀作。
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