やわらか

女神の見えざる手のやわらかのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
4.3
全編にみなぎるものすごい緊張感。アメリカの議会ロビイストという馴染みの薄い仕事をテーマにしてるけど、あまりリアリティを追求してる感じはない。政治劇の仮面の下で作った硬質なサスペンスドラマ。
 
俳優陣は何れの演技も冴えていてしかもそれが物語に効いてる。ジェシカ・チャステインは凄い貫禄。ラストもいい。脇役の中では男娼役と元部下の女性の表情が好き。みんな鳥肌立つほどカッコいいわ。
  
内容についていろいろ書きたいけど、言葉では上手く伝え切れないので、観てない人はとにかく観て欲しいな。
 
せっかくこんな名作を買い付けたのに、東宝が殆んど上映館ないまま打ち切るのが残念。質的に単館系の方が合ってたかも。寝不足で前半少し睡魔に襲われてしまったので、名画座に回ったらもう一回観たいな。
やわらか

やわらか