りお

女神の見えざる手のりおのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
4.0
予告編で好物の法廷モノだと勘違いして鑑賞したのですが、これがとんでもない作品だった!
主人公の女性が病気か?ってくらい喋る喋る!
気付いたら登場人物達も映画の観客も彼女のペースに巻き込まれている・・・
ロビイストという日本では馴染みのない職業にスポットを当てた今作。
天才ロビイストの主人公がクライアントの方向性の違いから勤めていた会社を辞め、クライアントと対立する考えを持つ小さな会社へ転職、かつての上司やライバル社員と真っ向から対立することになる所から物語はスタート。
無謀な挑戦に思えたが、主人公の天才的な戦略は彼女の手の内を知る相手すらも出し抜くほどで、着実に勝利に近づきつつあった。
しかしながら勝利を確実なものにしたい彼女はある日とんでもない一手を繰り出してしまう・・・
終盤の畳み掛けにはあいた口がふさがらないほど驚かされました。
そんな伏線、今回収するなんて反則じゃないのか?と。
主人公の闘い方はストイック過ぎる所を含め正直ブラボー!とは言い難いものなのですが、この瞬間だけはゆっちゃったよね、ブラボー!って笑
とても見応えがあり終始緊張感を感じるすごい作品でした。
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