しんちゃん

女神の見えざる手のしんちゃんのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
5.0
ロビー活動とは、特定の主張を有する個人または団体が政府の政策に影響を及ぼすことを目的として行う私的な政治活動である。(Wikipediaより引用)

エリザベス・スローンはロビイストである。

銃の所持はアメリカでは非常に重いテーマである。命が関わるということも勿論だが、それ以上に利権という形がないが強力なものが人々を動かす。

賛成には賛成の、反対には反対の正当な意見が劇中ではぶつかり合うのだ。この既得権益の世界で彼女が配する一手一手が着実に銃社会のあり方を構築して行く。

銃による既得権益の側面と、彼女のロビイストとしてのプライド。

自身の行動に世論を動かす力があると言う信念のもとで、彼女の行動一つ一つが、今後の世の中を作り出すのだ。

なんと素晴らしいことであろうか。
己の仕事に私はここまでの熱意を本当に注ぎ込んでいるだろうか?