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女神の見えざる手のnaoのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
4.5

退屈するところが一つもない
終始、裏切りやどんでん返しを繰り返し一気に駆け抜けていく感じでした!

もうそのテンポの良さが最高です😆

特にストーリーが緻密に構築されていて、ただのサスペンスではなく、そのストーリーの中で、ロビイストという仕事を切り口に、米国の政治腐敗の内幕を描き今のアメリカの銃社会問題を痛烈に批判をしている。
ここまで真っ向から銃社会を批判をする映画は初めて見た気がします。

それと同時に今のアメリカが銃規制をできずにいる根底にはアメリカ人の銃に対する考え方もそうですが、政治腐敗が大きく関わっていて、そこが本当の問題点であることを示してくれています

ただ今のアメリカの現状は、銃乱射事件が起こると規制ではなく銃が売れる。その時点で、アメリカ人にとって銃のない社会そのものが想像できないものになってしまっているのかもしれません。

そんな今のアメリカ銃社会の複雑な現状を深く考えさせられる本当に良質な社会派ムービーでした。
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