この映画、まず邦題が秀逸。
原題は「Miss Sloane」だけど、このタイトルになった事で、メインとなる職業や映画の展開を観た後でも思い出す事が出来る。
こういう邦題が増えるといいな。
ストーリーとしての山と谷、そしてラストの展開が素晴らしい。
スローンと共に働くメンバー、敵対する銃ロビー側、そして映画を観るものすら欺く内容に、最後まで前のめり気味に観れる。
勝利を勝ち取るためにあらゆる手段を使って仕事を成功させようとするスローンの圧倒的な表向きの存在感と、人知れず(フォードは除く)取り乱す人間らしい裏の姿、対照的なシーンでより彼女の魅力が際立っていた。
ロビイストとしての、誰も信用できない状況ややり遂げるべき仕事の責任の重さなども、スローンを通して垣間見ることが出来る。
何度も観たくなる爽快感が味わえます。
個人的に、ジェシカ・チャスティンって決してそこまで美しすぎないけれど、赤いリップとオレンジ色の髪、そして抜け目のないファッションが独特な美しさを醸し出していて素敵だと思う。
あとゴールデンサークルの印象強すぎて、マーク・ストロングがいつボケ出すかとヒヤヒヤしながら観た。
