レヴィット

女神の見えざる手のレヴィットのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
4.0
「ロビー活動は予見すること
敵の動きを予測し対策を考えること。
敵が切り札を使った後、自分の札を出す」

そして勝利のために手段は選ばず、勝つ上に相手に一泡ふかす。
勝利を渇望し敵だけでなく、仲間をも欺く。
騙し騙されの政治の世界で、感情に流されず、利用できるものはすべて利用する。
私も恥ずかしながら知らなかったのですが、日本では癒着だの裏金だの何だので馴染みのないロビイストの活動ですが、アメリカでは当たり前で、国の決定に大きな影響を及ぼす存在で、裏で権力を動かす事から題名の「見えざる手」と題したのでしょうか。
ロビイストは、感情に訴え人を動かす商材の無い営業マンみたいですね。
劇中でもスパイ活動っぽいことや、交渉のシーンも勿論のこと、相手との策略の応酬がノンストップで描かれているので2時間越えでも時間は短く感じました。

ジェシカ・チャステインは「ゼロダークサーティ」や最近では「オデッセイ」もそうでしょうか、こういった強い女性を演じる事の拘りはあるのかもしれないですね。
しかし、こんな上司だったら嫌ですね。全米の中継で急にテレビに撮されて、自分の過去に対し「さぁ勝ちたいなら発言しろ」的な事は耐えれないですね。
めっちゃ美人だけど嫌ですね。

一緒は嫌だけど、そんな人を見てるのは楽しいと思う方はとても楽しめる映画ですw
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