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女神の見えざる手のhiro3のレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
4.4
ロビイスト=根回し屋
銃規制に反対する世論をいかにこの凄腕ロビイストが作り出すかという話。

単なるロビイストではない、
自分がこう!と決めた意思は絶対に曲げず、
不要なモノ反対するモノは敵とみなす、
超絶剛情かつオニババロビイストである。

けど、このオニババロビイスト、
完全に地獄に心を売り渡したわけではなく、
まだちゃんと脆さや優しさといった
人間の心も深層に宿したオニおばぁなところが、
この映画の面白いところ。

非情な決断をしつつそれに悩む?というか気にしながら強気に振る舞うオニおばぁに注目である。

日本でいう、ロビイストに最も近いと思われる職業、PRは、
リレーションづくりがキモだから、
変な話、”愛”がベース。
ゴキブリ型可動式盗聴器を仕込むとか、←
非道なことをするとしっぺ返しをくらうのが常である。

今作でも、世論形成のためにズルをしたオニおばぁは法廷に引きずり出されるが、
法廷での会話すら、どこまでが本音でどこまでが作戦なのか、考えながらみると初見ではわからない部分も多い。

ついつい2回目を見たくなってしまう、
みょーにリアルで、生々しいサスペンス??ヒューマン??映画だった。

PRを仕事にしている人に勧めたい。
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