キッチー

女神の見えざる手のキッチーのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
4.2
ジェシカ・チャスティンがカッコいい~。彼女は今作で凄腕のロビィスト、エリザベス・スローンを演じていましたが、台詞がスピーディーで頭の超キレる女性で、彼女のイメージ変わりました。強い部分だけでなく弱い部分もあったり、人間味もありましたね。はまり役だと思います。

政治向け案件のロビー活動を中心に活躍していたロビィストのスローン(ジェシカ)は、新たな依頼人ライフル協会の大物から、銃規制強化法案を廃案にすべく、ロビー活動を依頼されるが、断る。自分の信条を無視した会社の命令に、反発。会社を辞めて、敵方の組織に移ることに...
銃規制強化法案を成立させるべくロビー活動を展開する。
常に先を想定して動き、勝つためには仲間を利用することも...
銃規制法案廃案を目指す元居た会社を相手にロビー合戦を繰り広げるが、議員票は僅差の状況。スローンが逆に反撃されたり、目が離せない。果たして最後に勝つのはどちらか...

昔、政治学で勉強したロビィスト(圧力団体)はあまりいいイメージがなかったのですが、今作はロビィストの行動が分かりやすく描かれていて、興味深かったです。なによりスローンの迫力にやられました(笑)
それにしても、スローンの行動の原動力は何なんだろう。銃規制法案に対する感情的な思い入れは、あまり描かれていていない気がするし、やはりロビィストとしてのプライドなのかな?

彼女とはタイプが違いますが、彼女の部下になるエズメ・マヌチャリアン(ググ・バサ=ロー)、元部下のジェーン(アリソン・ピル)もなかなかの存在感でしたね。ここでも有能な女性が表現されていたように思います。

そして、相変わらず人間味があって切れ味の悪い(ちょっとどんくさい)マーク・ストロングが今作にも出ていましたが、ジェシカとは対照的でしたね。彼の常識人(凡人)としての言動は緊迫した中でもホッとさせる効果があったように思います。凡人代表として(笑)

魅力的なキャストにより巧妙に構成されたストーリーがテンポ良く展開され、飽きることなく、あっという間の132分でした。
何回も観たい映画です。