うめ

女神の見えざる手のうめのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
4.1
勝つ事だけが全てだと思われていた。

そんな彼女が何故?
敢えて、こんな厳しい戦いに?
ただの勝利では満足できなくなった故の挑戦?
賞賛を得る為?

ずっと世の中を裏から操つるロビイストとして君臨してきた
それが表に立ち
泥試合になる危険も省みず
チームの仲間でさえも甘えられない過酷さに突き進んでいく。



ミス スローン
美しく敏腕でありながら
非情で
傲慢で
手段を選ばない
容赦のない女
演じるジェシカ・チャスティンが良い。
シャーリーズ・セロン
メリル・ストリープ
のような絶対にぶれない
男前な強さとは違う
たまにこぼれる脆さ
うっすら見える迷い
女性らしい強さ、そこが魅力だ。
空港で一人かくんと俯く
その姿に胸がしめつけられた。

彼女がここに至るまでの過程
それぞれの心の動きなど
べらべらと語り過ぎない作りも私としては好感を持ちました。


真っ正面から見据える瞳。
髪を搔き上げる仕草。
繰り出される言葉。
その切れ味たるや…
あぁ…
やっぱりジェシカ姐さんが好きだ。