YokoGoto

女神の見えざる手のYokoGotoのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
3.5
ージェシカ・チャステインで、あてがきしたような作品ー

すっかり、強い女の象徴のようになったジェシカ・チャステイン主演映画。監督は「恋におちたシェイクスピア」や「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」のジョン・マッデン監督。

実は、この監督の「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」は結構好き。ジェイク・ギレンホールとグウィネス・パルトローが、すごく良かった映画だ。

さて、ジェシカ・チャステインというと、ゼロ・ダーク・サーティを思い出すし、強くてキレる女性というイメージが、とても強い女優さん。

さすが、映画全体のシリアス感と映画らしい画づくりは、実にすばらしく、最後まで「映画観てるなぁ」と感じさせる品質。
本作品は、とにかくシナリオの巧妙さとロビイストという職業の世界観が見どころでしょう。私達に馴染みのないロビイストの世界を興味深く見せてくれ、世の中、こんなことが行われているのか...と勉強になった。

とにかく、ジェシカ・チャステインのワンマンショーという感じ。
真っ赤なルージュと高いピンヒールでカツカツと歩き、パシパシっと仕事を仕切る敏腕ロビイスト。

なんか、ちょっとバブル期のような派手さを感じてしまう。(笑)
観ていると、かなり痛々しさを感じる程である。

このシナリオは、とにかくラストのオチなので、物語のテンポの速さに、一生懸命ついていきながら、ジェシカ・チャステインに最後まで連れて行ってもらう、という感じ。面白かったけど、食い入るように物語に没入するまではいかなかったかな。

しかし、この監督は、ジェシカ・チャステインみたいなタイプが好きなんですね。前作で起用しているグウィネス・パルトローもタイプが似てる。
まぁ、私もグウィネス・パルトローもジェシカ・チャステインも好きですけどね。

結構、シナリオがややこしいので、眠い時にみるとついていけなくなるかもよ。(笑)
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