このレビューはネタバレを含みます
最後の肩をすくめるところがカッコいい!!
仕事に殉じて、仕事に全てを費やす振り切れた姿勢には痺れる。
この映画の素晴らしかったところは大きく以下の三つ。
1.ロビイストという題材
2.銃規制というテーマ
3.主人公の仕掛けるサスペンス
1つ目、日本だと数年前から聞かれるようになったロビイストという職業。ロビー活動といいつつ実際にやっていることはなんなのか、という仕事物として面白かった。
まぁ政治家の外部サポーターなのでその辺はマイルドになっていたとは思う。それでも、票の獲得のために策略を巡らす攻防は見応えがあった。
2つ目、銃規制というテーマを実際に作中で論じることで、社会風刺の一面を担っているということ。何故アメリカでは銃が容認、流通しているのかというところから、規制派、推進派の思惑まで、ザックリと理解できるところも良い。
3つ目、主人公の仕掛けるサスペンスが見ていて飽きさせない。思い返せば予測のつくラストだが、攻め手と追い込まれ方、逆転劇、テンポよく進むおかけでつい、ラストの逆転には膝を打った。
いやー中々キャラクターも地味にキャラ立ちしてて面白かった。