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女神の見えざる手のKKのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
4.4
最高に自分のツボを抑えてくれた作品
カッコよすぎる!!
超高レベルの心理戦
ロビイストとして、あらゆるものを利用してただ勝利だけを貪欲に狙う。
「目的のためなら手段を選ばない」といのうはまさに彼女のようなことを言うのだろう。
何よりも1番よかったのが、エリザベスの信念が何があっても最後まで全く振れなかったのが最高だった。
よくある話だと、仲間との絆で変わったーとか、自分が傷ついて慰められて成長したーみたいなのが、あるけど、そーゆうのあんま好きくなくて、最初から最後まで全くブレない人ってカッコイイ。

あと面白いのが、元々は同じチームだったメンバーなのに、ガチンコでやり合うとこも良かった。お互いに最高の頭脳を持ってて、お互いに仕事へのプライドを持つプロだからこそ、元チームメイトであっても、どんな手も使うし手加減をしない。(作品内では)無能な政治家とは一味違うなーって人ばかり。あんな才能と実力の持ち主たちだったらどんなことでも出来そうな気がしてくる。

法律破棄側の人達にとってエリザベスは「味方なら頼もしいが、敵になると恐ろしい」人だったな笑


この全ての伏線が1つに集約されていく脚本はホントに秀逸で面白い。







〜ネタバレあり感想〜



ラストの、エリザベスが自らを犠牲にして、政治家、裁判官の不正を暴くところマジカッコイイ。
いつからそれ考えてたん??って鳥肌たった。
それを暴露したあとのエリザベスの冷静な表情。切り札は相手が出してから出すんもだってまさにその通り。
最初から最後までエリザベスの手の上で転がされてただけだった。
ネットの考察見ると、かなり序盤から伏線張ってあって、そりゃ気づかないわーって思いながら、脚本凄いなーって、改めて感動。
ちゃんとミスリードさせつつ、あとから見たらそういう事ね!ってなる感じめちゃめちゃ好き

ジャンルがよく分からないけど笑、こういう作品めちゃめちゃ好みだ。
面白かった!!
KK

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