女神の見えざる手の作品情報・感想・評価 - 278ページ目

女神の見えざる手2016年製作の映画)

Miss Sloane

上映日:2017年10月20日

製作国:

上映時間:132分

ジャンル:

4.0

あらすじ

「女神の見えざる手」に投稿された感想・評価

ロビイスト。縁の下の力持ち。
政治にはお膳立てがいる。
政治家の関心は、正義や信条、ましてや国民などには向いていなくて、いつだってカネと票にある。それはいつの時代も、どこの国でも変わらない。
だからロビイストがいる。かれらがカネをかき集め、票を確保して政治家の関心を社会の問題へ向けさせる。そのお膳立てが議論をよび、民主主義を動かしていく。

ロビイストは予測する。
敵はもちろんのこと、味方にも真の手の内は明かさず、その巧緻な戦略は観客にまでおよんで、もろともに欺く。
スローン(ジェシカ・チャステイン)が仕掛ける罠の毒が、銃ロビー(gun lobby)の強固な壁を突き破って、米国民主主義を蝕む寄生虫どもまでやっつける。なんとも痛快ではないか。

この映画の凄みは、民主主義とはなにか、といった命題や、あるいは憲法といういまホットな話題を、実に見事なエンターテインメントへ昇華している、ということにつきる。
米国人は、先人が知恵をしぼって建設した憲法(Constitution)というものを、何よりも尊重している。
銃規制というテーマを掘り下げていくと、憲法という建国の土台に突き当たる。その土台の上に築かれた法をいじるには、徹底的な議論が必要だし、その議論の根底には憲法がある。
翻ってわが国の現状を振り返ってみると、じつに羨ましいかぎりである。

トム・クルーズ、Jerry Maguire、『ザ・エージェント』。
ジョージ・クルーニー、Michael Clayton、『フィクサー』。
ジェシカ・チャステイン、Miss Sloane、とくれば、邦題は「ロビイスト」、あるいは「ミス・ロビイスト」でよかったのではないか。
それでは売れない、という声が聞こえてきそうだが、そもそも上映館が少ないし、口コミのわりに大手メディアの扱いは小さく、温度は極めて低いように感じる。つまり、あまり売る熱意を感じない、ということだ。
憲法や民主主義はもとより、過重労働や睡眠障害といったテーマも含んだこの映画は、いまこの国が抱えている社会問題に、これでもかというほどマッチしていると思うのだが。あるいはそのことが逆にこの映画のPRを妨げているのだろうか。
先が気になる!という展開が10分に一回は襲ってきて、まるで連続ドラマ1クール分を2時間にぎゅっと圧縮したような脚本は、見事というほかない。
これほど洗練された社会派サスペンスは稀有だ。ことし観た映画のなかで(いまのところ)ベストにあげてもいい。
この映画のキャンペーンに、ミス・スローンを雇いたいくらいである。
@TOHOシネマズシャンテ


めっちゃ面白いです。
銃規制を目指すロビイストの話なんだけど、政治サスペンスというかある意味化け物と対峙するスリラーとしても楽しめる。
ロビイストやアメリカの銃社会も興味深く、最後まで目が離せない。祝日だけあって満席も頷ける、見逃すのは勿体無い今年ベスト級の一本。
犬太

犬太の感想・評価

4.0
こんな素晴らしい映画なのに、たったこれだけの上映館数とは…

スローンのバリバリのキャリア観とプロフェッショナル意識に惚れ込んだ映画。倫理観とかそんなもの気にせず、自分の仕事のゴールを常に見据えて、確実に仕事をこなす姿勢が魅力的でした…
常に相手の動きを読んで、最後の最後で切り札を叩きつけるこの展開、久々に面白い映画にあった気がする!

こういうプロに、私はなりたい(倫理観はもう少し持ちたい)
恥ずかしながらロビイストというものを知らなかったので、凄く勉強になりました。
政治活動を支援する団体に属する個人の事なんですね。

第一印象は「セリフ多いなぁ〜」
と着いて行くのに必死だったのですが、
途中からのめり込みました。
難しい話なのですが飽きないし、最後の展開を観る価値が凄くあると思います。
お

おの感想・評価

3.7
チャス姐さんのハマリ役っぷりは必見。
演技も最高。衣装も最高。赤リップも最高。

どちらが欺くかのサスペンス要素が強くてラストでスカッとはするものの、傷つけた人たちをなにも救えていないところがこの映画の良いところだと思う。正義の反対はまた別の正義だと思うし、同様に悪の反対がまた別の悪であることも大いにあるんですねぇ。

このレビューはネタバレを含みます

本当最後の最後まで結果が分からなかった。
見る前はどうせい主人公が勝つのかなぁとは思ってたけど、見たとたんに分からなくなった。
感情でさえ計算なのかそうじゃないのかというのが、分からなくて怖いなって感じた。
78点。凄腕変わり者が難題仕事に挑む系映画かと思ったら、どちらかというと法廷サスペンス系映画。後者のジャンルとしては面白く観れたけど、前者の要素的には少し弱かった。

とはいえジェシカ・チャスティンが圧倒的芝居で演じるキャラクター!頭の回転が速く、捻れた思考を持ち、言葉の応酬が凄い。強さの中の弱さ、信念の中の揺らぎ、など見応えたっぷり。

でも脚本のせいか、たとえば、ソーシャル・ネットワークやゼア・ウィル・ビー・ブラッドの主役のような深みまでは感じなかった。『Molly's Game』(アーロン・ソーキン監督!)が楽しみ。
RITZ

RITZの感想・評価

4.3
ポイント鑑賞。数えてみたら今年の劇場鑑賞20作目でした。祝日ということで人も多かった。こんなに面白いのに上映館が少ない。今年も面白い映画が多くてうれしい。
見終わった後はミススローンに憧れてか動きも喋りもてきぱき意識(笑)とにかくかっこよすぎる。スピード感に飲み込まれるけどそれがまた楽しくて!ずーっと緊張感の中にいる感じで見終わった後は疲れている自分が!特に聴聞会やテレビ討論は自分も参加しているような緊張感。スローンの人間性の垣間見せ方?もすごくうまくてなにもかも「どこまでか」わからなかったけれどとにかく楽しかったです。
akkkaman

akkkamanの感想・評価

4.0
言葉の応酬が面白いです。圧倒される。

唯一ちょっと残念だなあ、と思ってしまうのは邦題。
ななほ

ななほの感想・評価

3.3
話が難しくて字幕追うのに疲れた。事前に少し知識があるともっと楽しめそう。