タイトルに惹かれて。
冒頭で川から引き上げられた、バスケットに入った女性が何故殺されていたのかを辿る4日間の物語。
女性同士、男女の殺意に至るほどの愛憎劇しかないので、見終わった後は憂鬱になるしかない。
でも、それを補ってあまりある映像美ですよね。
(恐らく当時は最先端な)クラシカルな調度品や色鮮やかなドレスの数々、立ち昇る紫煙、割れたまま放置されたガラスのかけら、雪。
頽廃や耽美系の作品が好きな人なら外さないと思います。
冒頭で未来が確定しているため、分かりやすい救いはありません。
実話ベースとのことで、そこが一番恐ろしい。
ただ、日本語のサイトは悲しいほど少ないため、実話との照らし合わせや、考察は難航しそうです。
