※最後にちょっとだけラストの展開に触れてます。
ウッディ・ハレルソン先生がめっっちゃ最高(絶対変人だろうとヒヤヒヤしました)なのに救われますが、話はあまりにご都合主義すぎるのでは…。
主人公はいわゆる「こじらせ系」をかなりタチ悪くした感じの女の子で、その捻くれた物言いには、かつての自分を重ねて居心地が悪くなる感じもありました。
反対に、周囲の人々は心が広く素晴らしい人ばかりです。その結果、主人公を"甘やかしすぎている"ように思います。
あれだけ周りに迷惑をかけたなら、主人公には相応の罰(イケメンに傷付けられるぐらいでは弱い)や、乗り越えるべき試練(家族や友人との関係を修復するためのなにか)が必要だったのではないでしょうか。
その辺の変化へのキッカケとなる部分が曖昧なまま、最後は良い話風に片付けられているのがモヤモヤします。
捻くれていた主人公が少し大人になった、というラストはまあ良いんですが、あれでは馴れ合いの"こなれた人生"を生きる術を身に付けた程度にしか見えないのではないでしょうか?