83点。イケてない女子高生の日常。たいして大きな事件は起こらない、自分と向き合う内省的なお話なのに、全く暗く重く痛々しくはならず、爽快で軽快で、痛々しい！
名作『JUNO』を彷彿とさせる魅力的な主人公は、演じるヘイリー・スタインフェルドの魅力も全開なのだけど、台詞まわしや行動の面白さ、つまり素晴らしい脚本によるところが大きい。
アメリカの女子高生のお話なのに、日本のオジサンの心にすらグッとくるのは、人が誰しも持つ、顕示欲とかプライドとか寂しさ強がりとか、そういう感情を丁寧に描いてるからだろう。ウディ・ハレルソンの台詞も最後の最後まで素晴らしかった。
