米国では評価の高かった本作は、ゴールデングローブ賞にもノミネートされた青春映画。35歳とまだ若い女性のケリー・フレモン・クレイグ監督のデビュー作。主演のヘイリー・スタインフェルドは『はじまりのうた』には出演していたが、小さいころの『トゥルー・グリット』の方が印象深い。テンポのいい音楽に乗って女の子が車から降りるところから始まり、カットが変わると、
「私は今から自殺する」
からの楽しいオープニング
「大人になるってどういうことだろう」
少し控えめを積み重ねていく事なのかもしれないが、
「何気なく」
「爽やかに」
リズムよくラストまで流れていく展開が上手い作品で、
「こんな青春映画もあるよ」
そんな感じで人に薦めたくなった、オリジナリティのある良い作品でした。