ああああ、この17歳のネイディーンの人と上手く交わることが出来なくて、皮肉屋になり口ばかり悪くなる不器用さは、学生時代の自分に身に憶えがあり過ぎて、あいたたた！
親の愛情やルックスの良い兄へのコンプレックス、周囲との疎外感。
彼女のたった一人の親友が、兄貴の彼女になってしまっての嫉妬も仲間はずれな感じも良くわかる。同じように孤立してるように見えるアジア系の男子生徒や、先生（ウッディ・ハレルソン良い味出してる）に絡んで慰めてもらう孤独さ。
劇中で彼女は度々、嫌われ者の変人扱いされるけど、モンスターでもなんでもなく、ただ自分自身も家族も他人も受け入れ難く、負のサークルに陥ってしまった少女が這い上がるまでの普遍的な青春物語。
思春期の意固地な殻から抜け出す方法に気づくまで。周囲にある様々な想いや物事に気づけば、抜け出せてもいける、そんな崖っぷちに立つ17歳のネイディーン/ヘイリー・スタインフェルドは充分チャーミングだよ。
