Hally

スウィート17モンスターのHallyのレビュー・感想・評価

スウィート17モンスター(2016年製作の映画)
4.2
思春期。それは 自分が世間において どんな立ち位置に置かれているのか なんとなく理解する頃。誰かにとっての“特別”でありたくて。でも皆んなが みんな“特別”な存在になれる訳では無いことを理解する。自分は どうして生まれてきたのか。少し 世間の事について 理解が芽生えてくる時期だからこそ 明確な答えなどない問いに 悩み 苦しむ。自分が思い描く様に世界が動いてくれない。自分だけが 辛くて不幸だと思う頃。

現在 大学生となった私にとって この映画は イタくて見てられなくなります。あまりにも 自分の17の頃を思い出してしまう。

学校では 自分が どんな人間なのかを痛い程 理解させられて。人は変われる。そんな事を人間は 軽々と口にするが 皆んなが分かってる。人間は簡単には変われない。変化には 覚悟と苦しみが伴う。だから変化することさえも怖い。そんな時期に限って 問題がバタバタ起こる。学校、家族。自分の居場所が何処にも無くて。友達に気軽に相談できる様な状況でも無く。ああ 私は不幸だ。そんな事ばっか考えてる17を過ごした私には辛過ぎる映画です。辛くて愛おしくなる映画。

主人公に対して こんなに愛おしく思えた映画は始めてかもしれん。圧倒的に等身大で。馬鹿笑いして。

それはダメ!
バカ、バカ!!
そんな事したら余計 悪化するよ⤵︎

そんな独り言が止まらない映画。
自分が そんな行動を当時して居たのかも知れないと思うと 恥ずかしくなる。


ここまで感情移入できるキャラを作り上げているヘイリーの演技と他の出演陣。特にウディハレルソンの演技には賛辞が止まらない。


17という 人生において大きな意味を持つ時期を 過ごしたあなたに。

あなたが“特別”な人間か。
はたまた“特別”じゃない人間か。
そんなものは どうでもいい。
全ての人に贈る傑作。