いやぁ 歳のせいか 性別の違いか…
少女への共感よりも 周囲の人間への同情の方が圧倒的に勝ってしまったんだけどね
だって すげぇ面倒くさくて すげぇ嫌なヤツじゃんっ!?
自分の不幸を 全部世界の責任に転嫁し続ける 完全な負のスパイラルというか…なんとも中島みゆきの『LOVERS ONLY』的な傍迷惑な被害妄想を感じてしまったんだけどさ…
ただ 皮肉の中の たまにズバッと核心突いてる部分には知的さも感じ取れるし 微妙な心理描写やキャラ設定がうまくハマっていて 何より怒りや憎しみや誹謗を初めて自分自身へ向けた時の葛藤や涙が 大人への階段の第一歩を思わせて そこだけはなんとか共感できたなぁ
世界は自分を見てないし 自分の思い通りには動いてくれないって簡単な事実に気付く事の遅い早いって 人格形成や人間関係にはケッコー重要だよね…
それを知らなきゃ 幾つになっても"モンスター"でいられるんだろうな きっと