スイートセブンティーンモンスター
そうそう、あるある、こんなことあったなー。
見てからそう思った人も少なくないのでは。なんならいまでもこんな気持ちになることがある?
隣の畑がよく見えるとき。
隣の車線がやけに進むように見えるとき。
自分にないものを相手が持っているように思うとき。
コミュニティの構成人数が多くなるにつれて多くの個と関わるようになる。世界が広がり始めた17歳にとっては深刻な問題だ。
数が増えるたびに周りにあって自分にはないもの。
それをたくさん見せつけられる。
わたしだけ。
同じ世代の若者が皆思い皆悩む個性という名の独自性。
特別でありたいという思い。
家族にとって、身近な友人にとってすでにあなたは大切な一人。ということがなかなか理解できず、自身からの視線でしか物事を図ることができない。
ぶつかり砕け、受け入れる。
そうすることで人は成長し、前に進むことができる。
見えない壁を自分で作っていた少女が問題は自分の中にあったのだと気づく姿を見て、
捩れた見方をせずにまっすぐ向き合う事を教えてくれる作品。
お気に入り。