2017年劇場鑑賞12作品目
芸術家、エゴン・シーレを描いた作品。エゴンの絵を見るといつも囚われるような感覚に陥る。手放しで好きとは言えない、なんとも不思議な作品たち、、、この映画を観て、その理由が分かるような気がした。
まず、エゴン役の男の子の美しさの極み!!!エズラ・ミラーを初めて観たときの衝撃に近い、気品に満ち溢れた色気と儚さを醸し出している、、、女優さんも知らない人ばかりだったけど、いわゆるただの美人じゃない惹きつけられる雰囲気美人ばかり。
場面場面の人と風景の切り取られ方が美しく、なんども息を飲むシーンがあった。戦後の悲壮な時代の中で生きる人々の雰囲気を出しながらもファンションや小物使いにも拘りを感じた。
28歳というあまりに短い生涯に300点近くの作品を残したエゴンが観ていたのであろう美しい世界を共に体感できるような作品だった。
彼の代表作、死と乙女にあんな悲しく美しく哀しい真実が隠されていたとは、、、芸術家って本当に罪深いな。でも、それでいいんだ、、、そうであって当然なんだと思う。
とにかく、とにかく、エゴンが美男子、、、、