元々、シーレにはあまり興味がなく、この映画の予告も珍しく見たのですが、ちょっ、実在した画家ものってよりも、主人公のシーレ役の俳優イケメン過ぎじゃね?!時になっておりました。
※史実のため、ちょっとネタバレしております
エゴン・シーレ。
言わずと知れたオーストリアを代表するかなり独自の絵を描く人。
対象は裸婦(しかも未成年の少女が主)、セックス、死が多く、敬遠されがちなテーマであり、途中裁判にまで引っ張り出されます。
そんな彼の学校を辞めてクリムトに弟子入りし、ヴァリと出会い、別の女性と結婚し、そして若すぎる死に至るまで・・・。
この映画で久々によく見てみると、結構シーレもいいなーと思ったりw
てかマージイケメン過ぎてノックアウト!
何コイツ?!
やってることはほぼアウトだと思うんですよシーレって。
自分も若かったとは言え、16歳に満たない妹を裸にしてモデルにし、書いた絵を売り、その際優良顧客であり芸術仲間にいざ取られると激怒とか、お前何様・・・。
いや、前述したことがない普通のお兄ちゃんなら怒るのもわかるんだけど、明らかにこの兄妹・・・性関係ありましたよね?!
うーわーこういうの整理的に無理ー!
そしてマイミューズとして公私ともに暮らしてきた恋人ヴァリ(彼女も17歳とか)がいながら向かいの家の金持ってる女(予想外に徴兵試験パスしてしまい、現地までついて来てくれる女が欲しかった模様)と結婚したことですよね!
いや、もうその結婚にも愛はないし(欲はある)、調べたらお姉さんの方とも寝てたらしいじゃないですか!
サイテー。
そして極め付けにシーレはヴァリに「愛人契約書を作って来たから大丈夫!僕たちは別れなくていいしこれからも4649!」と嬉々とサインを求めるんですよ!
・・・
呆れてものも言えない・・・なんなのコイツ?!
イケメンだからどっちも俺のこと愛してるし繋ぎとめられて当たり前とでも思ってるわけ?!
しかも悪気が一切感じられないとこがまた・・・まぁ悪気あってたまるか!なんですけどね。
シーレの性に対する奔放さ、しかも近親相姦であったり幼い女の子に対する態度はもう絶対アウト。
でもぶっちゃけ100年以上も前のオーストリアなので、アリかナシか、その辺わかんない・・・。
映画ではものすっごい上品に描いていてビックリしました。
この映画で得たのは2つのこと
・エゴン・シーレの絵は意外といい
・エゴン・シーレを演じた俳優がとにかくイケメンで目の保養以外の何物でもない
尊い・・・。