エゴン・シーレ 死と乙女の作品情報・感想・評価

エゴン・シーレ 死と乙女2016年製作の映画)

Egon Schiele: Tod und Mädchen/Egon Schiele: Death and the Maiden

上映日:2017年01月28日

製作国:

上映時間:109分

3.6

あらすじ

20世紀の幕開けとともに彗星のごとく現れ、スキャンダラスな逸話と名画の数々を残して、わずか28歳で早逝した異端の天才画家エゴン・シーレ。数多くのモデルと浮名を流したシーレにとって、とりわけ大きな存在となった2人の女性―16歳でヌードモデルを務め、敬愛する兄を献身的に支え続けた妹ゲルティ、そしてクリムトのモデルを経て、シーレとは公私にわたるパートナーとなって彼の美のミューズであり続けたヴァリ。彼女…

20世紀の幕開けとともに彗星のごとく現れ、スキャンダラスな逸話と名画の数々を残して、わずか28歳で早逝した異端の天才画家エゴン・シーレ。数多くのモデルと浮名を流したシーレにとって、とりわけ大きな存在となった2人の女性―16歳でヌードモデルを務め、敬愛する兄を献身的に支え続けた妹ゲルティ、そしてクリムトのモデルを経て、シーレとは公私にわたるパートナーとなって彼の美のミューズであり続けたヴァリ。彼女たちとの濃密な愛の日々を通じて芸術を追求し続けるシーレの姿を赤裸々に炙り出す。

「エゴン・シーレ 死と乙女」に投稿された感想・評価

予告編がとても好みで期待して見たらちょっと違った。ストーリー展開に対する不満は、実際シーレがそういう風に生きたから仕方ないのかな…?それでも、音楽が素敵だったのと、ノア・サーベトラが美しすぎたから見入ってしまった
REIAk

REIAkの感想・評価

3.3
わりと淡々と、彼が画家として開花し始めた頃から亡くなるまでの半生が描かれている。
彼の作品には詳しくないけど、モデルの中でもより多く描かれた3人の女性との関係性を、深く掘り下げすぎずに。

「真珠の耳飾りの少女」のようなドラマチックな考察は存在せず、事実だけを追ったんじゃないかな。
lam

lamの感想・評価

3.6
切なさの残る映画。
kanz

kanzの感想・評価

3.2
エゴン役の俳優さんの色気がスゴイ、スケッチしてる時の目線にドキドキしてしまう

そりゃ色んな女惚れるで!
Uknow

Uknowの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

 エゴ・ンシーレの芸術という人生には乙女たちの献身があった。彼の始まりと終わりを見つめた妹ゲルティ、そして彼の美の根源であり続けた運命のミューズヴァリ。終止符を打つこともできずにヴァリは遠い地でクリムトを思い続けながら死に抱かれ、エゴンから離れたゲルティは死を抱く兄の今際の際を静かに見つめる。
 男と乙女、クリムトとヴァリ。死と乙女。
 「男」が「死」に至るまで。
 
 銀色の瞳が被写体の内面を鋭くそして真っ直ぐに開き、その焦点が己に絞られたひと時で女たちは自分が特別なのだと錯覚する。彼の手によって描かれその腕に抱かれることで他の女たちと静かな優越感の競い合いをするのに年齢は関係ない。ただ静かに対象を見つめ静かに筆をとる柳のような男の周りには嫉妬の渦が巻き起こる。エゴンはただひらひらと舞う蝶のように葉を揺らしその先で戯れに女たちに触れていくだけ。
 自分だけが一番なのだと思いたい女たち。しかし、描くために生まれてきた男にとっての一番は芸術なのだ。彼は描くために手を伸ばし、描くために言葉をはく。

_
 主演のノア・サーベトラ、007にもちょこっと出ているらしいんですが、モデルからの俳優業。その身自体が芸術品であり、『描かれる側』の存在である彼が演じる、『描く側』の人間としての恐ろしいほどの魅力。撮影始まったとき、本当にセリフも覚えられなくて演者としてはダメダメだったらしいけれど、それをも上回る彼なら許されてしまう感がありますよね。「美しい」っていうものはそれだけで絶対的な説得力なんですね。
 
 人間としてみると本当にダメというかまともじゃないんだけど、まともな人間がここまでの絵を描けるかって言われたら、芸術とか他もそうだけれど、変人か偉人かっていうのは芸術における美の基準同様曖昧なところにあるよなと思う。自分とちっともかすらない人生の一つとしては大変興味深く見られた。

・16歳の妹ゲルティとの関係性。「仲直りだ」
・絵を描き始める前の鏡を見てみをひねりながら振り向く姿が本当にセクシー。上向きのまつ毛の先まで色っぽい
・フライパンで溶かすバター
・自転車の二人乗りの方法が変わってる
・毎回思うのだれど、モザイクもうちょっとナチュラルにするか外せないのかな。いきなり画面の一部が真っ黒だったり丸くぼやけるとむしろ目がいってしまうのだが…
・クリムトマツコデラックスっぽい。雰囲気が
・白黒ハチワレ猫
・春画
・ノアのお尻めっちゃ綺麗。さすがモデル。臀部まで美しい
・ヴァリ役のマレシ・リーグナー、日本の女優さんにどことなく似た顔の人いた気がするんだけど誰だったかな…尾野真千子さんあたり?わからない。モヤモヤ

_
親愛なるエゴン
戦場で偶然あなたに出会えたら いいのに
緊急連絡先にあなたの名前を書いたわ
悪く思わないで

おしゃべりなヒバリは猩紅熱にかかり
ダルマチアの海辺の野戦病院にいます
でも私は雑草のように強いから大丈夫
手紙を書く時間もできたわ

新聞で見た家を見つけました
一緒に住もうと話したあの家よ 覚えてる?
残念ながら中には入れなかったけど
明日はクリスマスですが雨と風の悪天候です
ウィーンで見た雪が忘れられません

もし叶うなら——
Toku

Tokuの感想・評価

2.2
気になった音楽
Nightmare/Elger’s Creole Orchestra
たんたんと描かれているけれど、とても濃度の濃い作品。最近、絵に興味があるので、ビデオ屋さんでもつい手が伸びました。印象派前後の画家をモチーフにした本も何作か読みましたが、彼らの全ては絵を描くことで、全ての判断もそれが絵のためになるかどうか、ということ。人の目がどうとか、常識がどうとか、法律がどうとか関係ない。私にはにはとても理解できないけど、それが芸術家という人。
絵を見るだけでも、素晴らしく感じるけれど、どういう人がこれを描いたのか、を知っていると、絵の見方にもずっと深みが出ると思う。
kuni

kuniの感想・評価

3.0
芸術家らしい変態
舞台は第一次大戦下のウィーン。知らない文化、知らない画家の話で戸惑った。
シーレという人は少し理解できた。
来年のクリムト、シーレ展の前に見直すかな
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