このレビューはネタバレを含みます
「it forrows」
「ドント・ブリーズ」
「ライト・オフ」
個人的にはここ最近ジャンルや設定、怖さの見せ方が新しいホラー(良作、という意味で)が多く出ていて凄く嬉しい。
この「ジェーン・ドゥの解剖」も、「死体置場(モルグ)」や「検死室」という使われがちな場所であるにも関わらず怖さと緊張感を上手く入れて、とてもよく出来たホラーだと感じた。
その要因の一つとして、観てる人と主人公の親子の目線が同じ所。
「どうして死んだのか?」
「身体のこの状態は何故起こったのか?」
など、2人が検死をする過程において、観ている人も同じ目線で共有し、少しづつ紐解かれるその状況が、見事にリンク出来る。
感情移入とはまた違う、ちょっとしたサスペンス(謎を解明していく)の要素も入っているからだろう。
だから、同じところで驚いて、同じ所で顔を背ける。
皮膚を剥がした時に内側に魔法陣の様な印字がしてある所に1番驚かされた。
観ている人を凄く意識して作られた作品。