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ジェーン・ドウの解剖のMoviePANDAのレビュー・感想・評価

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)
2.8
『もしも、○○なら❓🤔』

今までに何度か舞台を観に行った事があります。やはり、目の前で繰り広げられる“生”ならではの臨場感というのは素晴らしく、また映画とは別の感動と興奮があると思います☺️

『笑の大学』という作品をご存知でしょうか❓役所広司と稲垣吾郎が“ほぼ”ワンシチュで繰り広げる、元々は三谷幸喜原作のラジオドラマ作品。ボクはこの作品をまず西村雅彦と近藤芳正のふたり舞台版で観たのですが、まぁとにかく面白い❗️面白かったもんだから、劇場版ももちろん観に行きました。ふたりのキャスティングは商業面を鑑みれば納得の配役ではありましたが、映画の出来含め、舞台版には到底敵わないと感じました。

それは何故か❓
映画だから活きる事がある様に、舞台だから活きる事もあると思います。この『笑の大学』に関して言えば、脚本が検閲され様々な制約を受けながらそれでも何とか脚本を完成させようとする事により変わってゆく物語、それを観客が頭の中で想像補完する事によりさらに面白さが増す。そここそに魅力があったと思います。それに対し映画版では、良くも悪くも映画である事により様々な膳立てが成されすぎていて、観客に対しいろいろと提供をしすぎてしまっている感がありました。その点で、舞台版こそこの話の面白さをより昇華出来ていたと思います。

さて、この『ジェーン・ドウの解剖』。前半までは最高に惹き付けられました。しかし後半が、良く言えば古き良き、悪く言えばあまりに凡庸な展開で、前半に対していろいろと惜しい展開でした😩言うならば、笑い飯の「鳥人」みたいにどう落とすのか気にさせまくりな展開だったのに、後半急にスタンダードな漫才に落ち着いた、そんな感じでしょうか。毎年M-1見てた人じゃなきゃ、この例え伝わりませんね😅💦

観終えて、ひとつ思った事。それは、

「もしも、これ舞台なら。そっちの方が面白いんじゃないか❓🤔」

例えば、舞台となる解剖室を舞台に作り、真ん中には観客向きで大きめのモニターを設置📺そこに常に彼女の顔が映し出される。当然まばたき👁️の問題があるので、そこは事前に撮影加工した映像を流して、演技はそれにあわせてみたいな感じで。音であったり、暗転であったり、体感型になる事でこの話の怖さをより増す事が出来る様な気がするのですが、どうでしょうか❓

要するにこの映画、後半いろいろと見せすぎだと思うんです。鏡を使った場面や、ドア下の隙間までは良かった。でも、大写しについては墓穴掘ってる感じがします。せっかくのあの前半なんだから、そこはもうこれがどういう事なのかを最後まで引っ張りまくって、それから判明としていた方がより秀逸な前半を活かせてた気がします☺️