紅孔雀

ジェーン・ドウの解剖の紅孔雀のレビュー・感想・評価

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)
4.7
この映画、夜の10時から見るのは如何なものか、と思ったんですよねぇ。でも、上映時間86分ということなので、真夜中にはならないか…と見始めたんですが、いやー、コワカッタぁ。時々録画を止めてあと何分あるのか、とホラー映画ではタブーの操作をしてしまうくらいコワカッタです💦
でも、よく練られた脚本、端正な映像、そして何よりも透き通るが如き美貌の“名無しの権兵衛”嬢が魅力的で、最後まで見通すことができました。解剖した死体の中からどんどん謎が出てくる、という仕掛けも斬新だし、解剖を手がけるB.コックス、E.ハーシュ父子が無駄に怖がらずに謎に立ち向かうのも、見ていて気持ちが良かったです。「死霊館」シリーズのような王道ホラーではないですが、引き締まった逸品だと思いました。珍しやノルウェー人というアンドレ・ウーブレダル監督にも、今後、注目です。
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