このレビューはネタバレを含みます
死体の鼻からハエがでるのは不思議ではないのか。スルーしたけど。
動かないのに顔をうつすな目を閉じさせろこわいから
POV要素あんまないのにRECみを感じる素晴らしいアングルと映像
ドアを斧で破壊してその奥に死体を見つけたじゃないですか。それで驚いてカットが変わり、次は父親が見る。このとき普通の映画だったら死体はいなくなってるんですけどこの映画はまだいさせるんですよね。そこに。ここすっごいなあって思って。
最初は恐怖の姿を見せない
言うなれば間接的恐怖というか
鏡の反射、体の傷痕、猫の死、鈴の音さまざまなヒントから恐怖の形が見えてくる。
でも終盤はしっかりと姿として恐怖を映す。
幻だとか気のせいとか夢を見てるとかそんな逃げ場を用意させないここに実際にいるんだぞ!って思い知らせるように。
シチュエーションホラーってのはひとつの場所に固執しがちというか、まあそれがシチュエーションホラーだしこの映画もどうせ解剖室だけで展開するんだと思ったらステージがどんどん変わるんですよ解剖室から事務室へ廊下やエレベーター
そしてしっかりそれぞれの場所を活かした恐怖があって。
久しぶりにほんとにほんとに怖かった。
あとどうでもいいけどお父さんの猫の死の把握とその処理の素早さに職業病を感じましたね。燃やすまでのスピードよ。
てか親子はやっぱり死と毎日向き合ってるからですかね、恐怖に対する覚悟がすごい。
「なぜぼくらを生かすんだ」とか言えます?ふつう。
解剖室っていうありそうでなかったホラー。