ばるたん

ジェーン・ドウの解剖のばるたんのネタバレレビュー・内容・結末

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

発見された身元不明の女性の遺体を検死しようとして出来なかった話。

身元不明の人間をジョン・ドウと言うのは知っていましたが、まさか女性はジェーン・ドゥとは
内容としては、傷一つない状態で発見された遺体を検死していった結果色々な災いが降りかかる話で、基本的にはずっとモルグで話が進みます。
映像は綺麗で、後半に差し掛かるまでじっとりとした雰囲気で恐怖というよりは得も言われぬ様な不快な空気感で不気味な雰囲気を演出してきます。
遺体の女性はとても綺麗ですが、リアルな解剖シーンや臓物が全編に渡って出ますので、グロが苦手な方にはお勧めできないと思います。

女性の正体は300年程前に魔女裁判に掛けられて処刑された女性(魔女だったか、無実の女性だったかは不明?)の遺体。
裁判に掛けられた恨み憎しみで、呪いそのものになり関わった人間に無差別に復讐している模様。
個人的には直接的な恐怖よりも、時間が止まっている事や嵐があった事実はエピローグでは存在しなかったなど、細かい表現が一番不気味で良かったので終盤は若干直接過ぎた気はしますが、全体的に完成度の高いホラーだと思いました。
最後の脱出しようとしたシーンは中々の恐怖感。

猫が一番悲しかった…。
ばるたん

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