理不尽系シチュエーションホラーの秀作。
身元不明の遺体と検屍官の親子という
限られたシチュエーションの中で、
とても丁寧に作られた作品でした。
ホラーとしてのポイントをしっかりと
おさえていて、かつ割とキレイに
まとまっていました。
ジェーン・ドゥの死体がなんともいえない
雰囲気を醸し出していて、作品全体の
不気味なのに蠱惑的な感じに
ゾクゾクしました。
ラストのオチも、あえて考察の余地を残す
仕様だと私は思います。
ぶん投げENDや無駄解説エピローグなどは
無いので、スッキリした仕上がりでした。
ホラーとしては珍しく人におススメできる
作品だと思いました。
(解剖シーンでのゴア描写はあります。)