吉田ジャスティスカツヲ

アンダー・ザ・シルバーレイクの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

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幼い頃に【1番ニガテなディズニー映画が不思議の国のアリス】でした。
このアンダーザシルバーレイクを、過去の何のお話に1番似ているのか?
と考えた時に、私はアリスが最初に頭に浮かんできたのです。

またビジュアルポスターにあるプールの淵の美女(MM:FRのケイパブル)が、それ即ち懐中時計を持った白ウサギにみえたのです。


そもそも不思議の国のアリスは、ルイスキャロルが幼い子どもたちの家庭教師をしていた頃に【その子どもたちを喜ばせるために即興で作った、幾つものホラ話が原案】でありまして…
ディズニー映画版ってのは、冒頭と結末を決めたあと、上記のホラ話たちを矢継ぎ早にブチ込んだ乱暴な映画なのですって。

今作ではSF方面でいえばレディプレ1のように【ポップカルチャーを題材に何度見ても新しい発見がありまして】情報が鬼のようにつまった、想いや怨念がこもった作品でして…
この世界感を気に入ってくださった観客なら、何十回も鑑賞しても元が取れると感じられるのでしょう。


ただ私が、ふたつの映画が似ていると感じた理由は【導入部分と結末だけを念頭に置いて考えると、途中のおびただしい情報の大半は受け流しても構わない】こと。
つまり、本筋には関わらない、受け流しても構わない、意味のない要素があまりに多かった😥

『いまのよくわからない光景が、後々に意味を成す複線なのかも⁉︎』
→本当に意味がなかった…
パターンばかり。


アリスでは、自分にはワケのわからない世界に踏み込んだとしても、その世界での工夫や成長が、元の世界に戻ったときにも成長になるんだよって教訓があります。
しかし今作では…主人公:サムには何か大きな変化は…あったかなぁ🤭❓



いつか私のボキャブラリーが増えて、気がつくことも増えた時のことを考え…
いつかアンダーザシルバーレイクを絶賛する、わかりやすい解説をしてくださる方が現れるまで…

スコアは保留にしておきましょうかね。

少なくとも私の本年度のトップ20作品には入らないことは確定😅