PORK

アンダー・ザ・シルバーレイクのPORKのレビュー・感想・評価

3.8
2日前に見て消化不良起こして、昨日の仕事終わりヘロヘロ状態でなぜか映画館直行してパンフを買いに行くというまさに陰謀に突き動かされていた。意味不明でも、追いたくなる作品と追いたくならない作品の差ってなんなんだろうな。まぶいナオンが出てるかどうかか?

ちなみにパンフの出来がすごいっつうか、この映画の小ネタ部分の量がそもそもやべえっていう。僕が買った売店はアンシルのパンフのみがレジのすぐ後ろに置かれていて売れ行きも良さそう。それが狙いか。

この映画セックスしようと思った女(サラ、めんどくさそうだがかわいい)がまた明日って言ったら、次の日失踪していて気が狂うような怪奇現象や陰謀に巻き込まれていって、という話。まさに見ているこっちまで頭がグルグルする系なんだけども、実は主人公のサム自身はそこまで悩まされていないように見える。そのことはサムがシルバーレイクの無抵抗な被害者(犯罪のという意味ではなく)ではなく、彼にも加害者的側面があり、結末にはそちら側に立ち回ろうとする。

そもそもサラちゃんを追いかけることになんでそこまでお熱なのかということも腑に落ちない。ワシが全部作ったおじさんにキレることや、ホームレス王に昔の彼女(サラと同様犬を飼っていた)のことを追及されたりと、サラだけを追っていたとは到底いえない。サムの人生の全てにおいての我が闘争であって、その戦場にすらいない自分に非常に虚しくなる。だからこそこの映画の虚構に迫りたくなるのかなあ〜。やっぱりサラちゃんがかわいいからかなあ〜。

エルネストメヒア ホームレスキーング
PORK

PORK