Hondaカット

アンダー・ザ・シルバーレイクのHondaカットのレビュー・感想・評価

4.1
82点。ノワール版ラ・ラ・ランド、という宣伝コピーと、良質な予告篇、『イット・フォローズ』のデヴィット・ロバート・ミッチェル監督なら・・・という期待大な上での鑑賞。いやぁーなんというか不思議な映画!謎を解く面白さというよりも、謎って面白いよね〜・・・というような、お洒落不条理ミステリーノワール映画(?)。不条理を楽しめる人向け!

なるほど、確かにデビッド・リンチ的なことを、タランティーノ風味で、というのもわかるけど、更に新しい世代の「見易さ」を感じた。それが良い方向に行ってる部分もあるし、浅さとして観られる部分もあると思う。また、あらゆる引用があると思うので(きっと一部分しか分からなかった)、映画通であるほど楽しめる。

ニコラス・ウィンディング・レフン的な画の美学を目指している、前半リチャード・ケリー的で、後半ホドロフスキー的な物語を、リンチっぽく展開させつつ、いまの世代にもウケるようにまとめた。そんな感じかも。
Hondaカット

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