裏版『LA LA LAND』という売り文句に納得できる…あんなキラキラした人生なんて、一握りの人にしか待っていませんよね。
人との会話の中に何かしらの"含み"を感じてしまったり、なにかの出来事に運命性を持たせてしまったり、って誰でもあると思うんです。夢破れた主人公はそれに取り憑かれたかのように旅に出る。
全てのメッセージに意味があるのかもわからないし、映画の中に出てくるように「自分宛てのメッセージではない」のかもしれないけど、ものすごく意味を探したくなる。
結局、主人公が何を得たのかは分からないし、作品自体がカオスの極みなんですけど、嫌いになれないし、妙にのめり込んでしまう作品でした。