あましょく

アンダー・ザ・シルバーレイクのあましょくのレビュー・感想・評価

5.0
新文芸坐・話題の新作2本立てウィークにて。ヘレディタリーと併映。ヘレディタリーが後だったので、お祓いというか魂のアセンション必要と判断し、キネカ大森へのはしごを取りやめて2回観させてもらった。

これまでのハリウッド近辺舞台の映画はもちろん想起するものの、不思議の国のアリスみたいだな、と途中から思ってた。
不思議の国のアリスは、物心つかないうちから父親にいろんな版を事あるごとにプレゼントされまくった私には思い入れの深い物語で、実際おもしろかったので、鏡の国…があることを知ったときなどは、また続きが読めてうれしいと思ったこと、この映画観てて思い出しました。今の私の続きのアリスをみつけた、みたいにうれしかった。

2回目観ると、構造的なものとか、ただ謎解きも面白いとかもあるけど、やっぱこの映画の持つ画の魅力は挿絵をみるのも楽しかったことを思い出したし、キャラの良さ、往年のポップチューンがマザーグースみたいで、構造以上にアリス効果を生んでいるような気がする。2回目みんなにまた会えて嬉しかったもの。この世界に映画を観ればまた行けるんだと思える。

1回目は、え?と思ったラストも、2回目は、昼寝から起きたみたいなもんで、現実的な生々しさがあってよかった。
あましょく

あましょく