sicklychic

そうして私たちはプールに金魚を、のsicklychicのレビュー・感想・評価

2.8
15歳。
割と大人の入り口で、割と自分でできるのに、親や学校の庇護下でいなければならない。バイトすらできない。あと少しなのに。
出て行きたいのに出ていけない。その気持ちを共有できるから成り立つ友情。あの頃にしか感じられない、puberty感、ありました。

序盤のテンポ良いセリフの中には印象的なものも。「狭いとか入っちゃってる狭山」「born to be zombie」。

映画製作始めてすぐの頃、やってみたい編集テクニックとかあると思うのだけども、それを目一杯やってみた、感じもあります。

映画だけ観たかった。
映画だけなら3.5くらい。既視感に溢れているとは思うけど、オマージュと考えるならば、少し前のザ・日本の映画、という感じで良かったです。

鑑賞後のトークにがっかりというか…共感してくれたサンダンスの現地の人をババア呼ばわりしたり、世界は全部埼玉、とか…謎です。映画外の部分で評価下がりました。そこまでレビューに入れるのはマナー違反かもしれませんが、それのおかげで素直な感想が歪みました。ごめんなさい。

アナーキー・イン・ザ・荒川はとても好き。
sicklychic

sicklychic