わたもち

そうして私たちはプールに金魚を、のわたもちのレビュー・感想・評価

2.0
露店の金魚400匹を学校のプールに放った女子中学生4人をフィーチャーしたショートフィルム。


イケてない女子中学生4人組のどこにでもある(本人たちにとってはそうでないのかもしれない)青春をそのまんま描きました、みたいな作品。

高評価が多いが、かなり好みが別れる作品かと。自分は正直合わなかった。
ただ、漠然とこういうのを巷では“エモい”というのかな?と思った。全く便利な言葉である。本作はアートに近い。いやCM的だ。
(この手の映画が業界を席巻していき、良さがイマイチ分からない自分は時代遅れの老害扱いされ…なんてオソロシイ未来が一瞬浮かんだ。)

素直に。作品の出来不出来ではなく、好みかどうか(また観たいか、心に残ったか、この監督の他作品を観たいか、人に薦めたいか)でこの評価です。
※タダで観れるのでお時間ある方は是非


土地的なことや将来への“閉塞感”がキーワードなのかな。
終始、思春期特有の痛々しさや不安に満ち溢れていた。これはこれで中二病か。
狙ってやってるのか分からないけど、演技がお世辞にも上手くないのも却って本物の素人女子が出てる感じがしてむしろいい味出してる。
何も意味が無いことに意味がありそうな、、、考えれば考えるほど深読みするほどに実はこの映画凄いんじゃね?と思えてきてしまう。この映画の力なのか。いや自分の意思の弱さか。



『全然笑笑じゃねえよ』
『私たちは生まれた時点でゾンビっすよ』



(これ、モデルの本人たちはどう思うんだろうか?)
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