そうして私たちはプールに金魚を、のネタバレレビュー・内容・結末

そうして私たちはプールに金魚を、2016年製作の映画)

And so we put goldfish in the pool.

上映日:2017年04月08日

製作国:

上映時間:27分

3.9

あらすじ

「そうして私たちはプールに金魚を、」に投稿されたネタバレ・内容・結末

「あ、これ一応サービスカットです」
息の詰まった、ともすれば爆発するような退屈感・倦怠感を表現しようとしているのすごかった&カメラのアングル(メロンソーダのコップの底から、ゴミ箱の中から、かなり引いた図、etc)にため息がでそうになる。斬新。

エモさ出そうとしている演出にわざとらしさを感じてしまう、自己陶酔がすぎる。そこも含めて演出なのか?
中学生って、でも、そんなもんだったかも。

金魚をプールに離したことは勲章でもなんでもない。むしろ暇つぶしに何かトクベツっぽいことをやっちゃった私たちすごい、というのはよくわからない。
これに憧れる人は、なんでこれをしたいんだろうって思って、ずっと考えている。
トクベツななにかをしても(していても)しなくても、「あなた」や「わたし」の学生時代はどうせ「結局」そんなもんなんじゃないかなって思ってしまう。(映画みたいに。)

特別なことをしなくたって、それなりものにはなる。暇を潰すために何か特別なことをしたって、逆に何も残らない気がする。

友達と爆笑したときに横目から見えた校庭のグラウンドの光の反射とか、すごい悲しい気分のときに聞こえた蝉の声とかトイレの濡れた床の匂いとか、なにくそと思って勉強していたときの図書館のカーペットのざらざらした感触とか、なんでもない日の帰り道に見上げた空の色とか、そういうどうってことないことを、今もぼんやりと覚えている。トクベツなことなんて何一つなかったけど、でも、確かにああいう、果てしなく続くようにみえる生活はあったなぁって思い返すようになるものだと思う。
17歳、振り返ってみたら何をしても
「高校生だから」という理由で許されると思っていた。

とはいえ、高校生の時の自分を振り返ると
勉強をずっとしていた記憶がまず目に飛び込んでくる。

多分、もっと小さい色々なエモーショナルなこともあっただろうけれど
それが当たり前すぎて、まったく記憶に残っていないのだと思う。

その日常を「若いなぁカワイイなあ」と思い返す日がくるなんてその当時は思えないほど
日常に飲み込まれて、日常を飲みこんで生きていたなぁと思う。

スカートに紺のハイソックス、少し透ける白い下着
学校指定のダサいボストンバッグ、プリクラ(この子たちは証明写真機だったけど)

一番ぐっと来たシーンは、最後びしょぬれになった主人公の
下着のホックの掛け違いの描写

何度頑張ってもうまく二つとも掛からなくて
もういいや、って思って
体育の授業の時になぜかホックが外れたりする。

結局、思い描いたような景色は見ることができなくても
私は今、生きている



男子校で育った主人は、また違った目でこの映画を見たようで
私にはそれが羨ましかった


私と違って、彼には高校生時代の青春話がある
(青春話というよりかはバカ話)

その当時つるんでいた友人たちのうち
何人かは今でも仲良く会っているけれど

特にバカをやって一緒に過ごした友人には
次に会う時は葬式でいいと思っている、と主人は言う


葬式の時に、当時の思い出をケラケラ笑いながら話
じゃあな、でサヨナラする そんな感覚でいいと言った



それもまた眩しくて、そんなことを思い出させてくれる映画だったのだなぁと嬉しく思った



私たちは結局 今を生きている
☆8
実際の事件を基にした映画ではあるが、納得できるオチや犯行理由があるわけではない。
しかし10代の焦燥感や倦怠感が見事に映されているのと、この監督の独特な世界観が妙にハマってしまう。忘れていた10代の頃の尖っていた心を思い出されて胸がギュッとなる。そんな作品。
退屈やなーって思うことあるからそこは感情移入した。最後の綺麗な金魚見たくて映画見た人ごめんなさいって言ってるのよかった!他人の感情とかわかんないっていうのも、ほんまやなーってなった。30分でちょうどいい長さ!
ラストにプールいっぱいの金魚で感動ってなるわけでもなく暗くて見えないで、終始ダルそうなリアルさだった。実話で実際にやったことを想像するとエモい。映像が一真が好きそうな感じ
主人公の女の子のいる環境、すっごくわかる 不祥事の黙認 生ぬるい地獄 刺激もなくてつまらない わかる やるせなくなる 感情移入し過ぎてしまった あと、映像美 特に夕焼けをバックにジャンプするのは痺れた
女子中学生の気だるさや絶望感が自分も未だ共感できてしまった。彼女たちが金魚をプールにぶちまけたように 結局、自分を取り巻くものは何も変わらなくても 自分の世界だけでも変えられたらなぁと思ったりした。
すべてがお洒落でポップでとても好み…
長久監督の長編映画も観たくなった。
言い回しが秀逸で
公式サイトにて。
プールに金魚を入れて、何かいつもと違うものが見たかったんだよな。
地方都市の十代の倦怠感と閉塞感と諦観が良く表現されていたと思う。
少し台風クラブを思い出した。
結局プールに金魚を入れてもあんま良く見えなかったというオチも良い。人生そう簡単には上手く行かないよね。

長久監督の演出はクセが強く、個性的な画作りをするので短編くらいの尺の方が合っているのでは。二時間枠だと個性がしつこくなってしまう気がする。
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