このレビューはネタバレを含みます
前情報なしの試写会鑑賞。
スマホの中身はブラックボックス。スマホでピンとこない世代には赤裸々な日記帳とでも言えばいいのか。
パートナーの携帯を覗きたくなったり覗いたり。時代に関係なく「自分が知らない相手の秘密」を知りたくなるものなのかもしれない。
登場人物も新婚夫婦、思春期の一人娘を持つ夫婦、義母と同居を始めた2人の兄妹を持つ夫婦、独身の男性。
男性陣は子供の頃からの仲である腐れ縁。それぞれ大人になってからも月蝕の夜にホームパーティで集まり、ゲームと称してお互いのスマホのメッセージや通話をオープンにして行くことで、サスペンスのような悲劇の夜に…
最後の車内で表示されるメッセージの送信者、エクササイズをする人物、ピアスの入手経路etc...
終盤10分で明かされるこれらの情報を「大人同士の悪ふざけ」と受け取るか、「月蝕が招いたひと時の狂宴」と受け取るか。
些か作品としての説明不足ではあるように感じるが、とても身近に感じられるテーマであるし是非パートナーや夫婦で観に行ってほしい。
もちろん、事前にお互いにスマホを見せ合うことのできる関係で…そうじゃない人は終了後に携帯チェックされるのは間違いないので、都合の悪い情報は削除しておくことを推奨します。
