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「おとなの事情」に投稿された感想・評価

フィルマのお友達、ciさんからの勧めで鑑賞。

うわ〜〜〜。
やば〜〜〜。
ええ〜〜〜。

月食の夜、男女7人の糸(意図)がもつれ合う。

反抗期の娘と喧嘩してばかりの母親エヴァと夫のロッコ。新婚夫婦のコジモとビアンカ。すれ違い気味の夫婦レレとカルロッタ。彼女が風邪を引いたというペッペ。仲良し7人が月食の夜に集まり、ディナーを共にしていたが、エヴァの提案でゲームが始まる。そのゲームとは…。

ルール①それぞれの携帯電話をテーブルに置く。
ルール②電話が鳴ったらスピーカーにして通話する。
ルール③メールが届けば皆んなの前で音読する。

携帯電話、それはその人の秘密を隠すブラックボックス。
その箱を覗き見ようとすれば、ただで済む筈がない。

出るわ出るわ色んな秘密が。
もう、修羅場。地獄絵図。

自撮りで集合写真を撮る時にメールを見られるの。
アレは本当に勘弁して欲しい。

この映画の凄い所は、そんな男女の修羅場をスリリングな会話劇で繰り広げ、怒りや不信や嫉妬をこれでもかと見せつけたかと思えば、親子愛や同性愛に対する偏見も盛り込み、一つの部屋の中で様々なドラマをテンポ良く見せる所。喜怒哀楽の全てが凝縮されている。

でも誰が酷いってコジモとカルロッタかな。
嗚呼、エゲツない。

月が隠れたひと時の闇の中で暴かれるそれぞれの秘密。

それでも月食が終われば、それぞれの思いを抱きつつも元の生活に戻っていくカップル達。
ここが本当に理解出来なかったけど、夫婦ってそういうものなのかも。どんな酷い秘密を知っても元に戻っていく。
…いや、それは映画だからだな。
現実ならアレは無理だよ、修復出来ないよ。

さすがイタリア人。
ゲスい話も美味しい食事とワインで流し込みながらワイワイ楽しんでいる。まさにおとなの嗜み。

ラストでめっちゃ笑いました。

人の秘密は蜜の味。でも、知らぬが仏。親しき仲にも礼儀あり。このゲーム、やる?やらない?

✳︎あとがき

どうやらラストの解釈が違ったようです。
ネタバレを含むので行間空けます。











これ、夢オチですね!!
Rucolaさんのコメントではたと気が付き、ラストのシーンを何度か見返して確認しました。

①エヴァが外した筈のピアスを付けている。

②ロッコがエヴァに携帯を見ていいと差し出す。ゲームが実際にあったなら、わざわざ差し出す必要がない。

③ペッペがカミングアウトしていない事になっている。

④コジモとエヴァがまだ秘密でメールをやり取りしている。

他にもビアンカが外した結婚指輪で確認しようとしましたが、暗すぎて確認出来ませんでした。

凄い凄い!!後になって感動。

夢(幻)と現実の境目がはっきりしていないとは言え、気付かなかった自分が恥ずかしい。

という事で、良かった!!この夜は何も起きなかったのだっ!!

スコアを3.7→4.0に変更します。
期待しないで見たけどメッチャ面白い!!!
この映画に出てくる七人の男女は全員隠し事をしています
その隠し事は大きな秘密だったり小さな秘密だったり人によって違う
人を想っての嘘だったり、私利私欲の嘘だったり…
ここから少しネタバレになるので下に書きます














海外って同性愛者に対してまだ理解がある方だと思ってたんだけど、どうやらこれが現実のようで少し悲しくなったなぁ
それぞれの信用を無くしてバラバラになってしまうけど、最後は「もしも話」ということで何もなかったことになった
正直それが一番怖くて、みんな何か隠し事をしながら成り立ってる関係って恐ろしいけどそれが人間関係の真理にも思えてくる…
パパが娘に電話で話すところ、唯一ジーンときた
浮気男とエヴァだけは許せねえ…
Nunu

Nunuの感想・評価

3.9
セリフでこねくり回すワンシチュ映画
たたでさえセリフメインなのに英語じゃないので字幕をひたすら目で追う映画とも言えるか。

オチの開き直り感はやや腑に落ちませんが、すごく面白いと感じました。
一見これは携帯の恐ろしさ啓発ムービーのように見えて、実は結婚と家族について描いている作品の様にも見えます。
ゲームを開始する時の「誰一人やりたくないのにやらなかったら怪しまれるからやる空気」の不快感が凄まじい。

あんなゲームやろうよ!とか提案してくる地雷みたいな奴は飲み会には絶対いてほしくないよなあ
まさか

まさかの感想・評価

3.5
2016年、イタリアのアカデミー賞とも言われるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の作品賞と脚本賞をダブル受賞した。

終始リビングダイニングだけで繰り広げられる会話劇であるにもかかわらす、俳優の演技と脚本に支えられて少しも無駄がなく、小品ながらなかなかの完成度だ。よくできた舞台作品のようでもある。監督はイタリアではCMの名匠として知られるらしいが、映画作家としては遅咲き。しかしその才能は疑いようもない。

悪趣味な設定と毒にまみれた会話劇という点では、山内ケンジ(『友だちのパパが好き』、『テラスにて』)の作品とよく似ている。2人ともCM畑で大活躍し、映画も手がけるという経歴まで同じなのは、何か理由があるのだろうか。

登場人物は、友人宅で会食を楽しもうと集まった3組の夫婦と男1人の7人。やがて、テーブルを囲んだうちの1人の提案で各自のスマホに届いたメールや電話を全員に公開するという悪趣味なゲームを始める。うっかり気軽に始めたゲームだったが、夫や妻だけでなく、友人にすら見せることのないスマホの中には、知られたくない秘密がいっぱい詰まっていた。

最初は和やかだった会食の場が、着信があるたびに暴かれる秘密のせいで、あれよあれよという間に剣呑な空気をはらんで歪んでいく。物語が進むたびに雪崩を打つようにグロテスクに変わりゆく人間関係を、観客はハラハラドキドキしながら見届けることになる。身に覚えのある人にはとりわけ恐ろしいシチュエーション・ドラマだ。原題はなんと「赤の他人」。監督は相当にシニカルな人と見た。その点もまた、山内ケンジに似ている。麻薬的な毒の味わいが癖になりそうでヤバイ。
kai

kaiの感想・評価

3.4
スマホは人のブラックボックス。
大なり小なり誰もが何かしらの秘密を持ってるものだと思うけど、スマホ一つで秘密も本性も何もかも丸裸にされるって恐ろしい。
裏表が激しい人間ほどスマホの管理は気をつけましょうっていう映画。
Oriya

Oriyaの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

会話劇が好きにはたまらない作品。
イタリア映画らしくセリフも演出も分かりやすい。
人生長ければいろいろと秘密はあるんだろうなーー
数名ゲス過ぎたけど。
エヴァが娘に厳しくするのは自分が悪いことしてる裏返しなのかなと。
逆にロッコのお父さんぶりに感動。
そしてゲイの友達を庇ったレレがなんだかかっこよくみえてしまった。

結婚て…ってなってしまった笑
友人たちがパートナー同伴で集まって夕食会。
携帯をテーブル上に置き、着信はスピーカーに、受信メッセージはその場で見せ合うというゲームを始める。
お互い秘密はないと言いながら...

基本的には、中年男女の下半身事情が暴露され、友人関係や夫婦関係にヒビが入るという感じ。
メンバーのひとりが自分の秘密を隠そうとトリックをするがそれが裏目に、というドタバタブラックコメディ。

舞台演劇みたいで低予算でも脚本と俳優の演技で面白いものは作れる、と再認識できる作品。

メンバーのひとりで、分かりやすいクズ男の風貌がフレディ・マーキュリーみたい。イタリア人にとってのチャラい遊び人のイメージなんでしょうか。
彼が何でそこまでモテるのかわからない。

ラスト、何事もなかったようにお開きとなり、しかも、みんなあまり懲りてない感じ。ある意味、大人。
SALA

SALAの感想・評価

4.0
初めてのイタリア語の映画みた。
こんなゲーム絶対したくないけど
映画は怖いけどなかなか面白かった。
エヴァもあのクズ男も最悪だわーw
特に周りで手出すのは本当ないわー
というか本当このゲーム怖すぎる。
というかみんなの前でスピーカーにされたらかけた方もたまったもんじゃないから
人に電話かける時は本当細心の注意を払おw
sriwhrk

sriwhrkの感想・評価

4.0
記録🐰
面白かった。後半の空気地獄すぎて笑えん。皆の秘密の重さがすごい。ホモのくだりとビアンカがトイレで泣いてるとこ良かった。リップ塗って出てくるのもかっこよくて好き。終わり方も皮肉ぽくて好きだ。
携帯はすべてを知ってる、余計なことまで。遊びに使っちゃいけない。この言葉が物語ってる通りの映画です。