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おとなの恋の測り方のkochabのレビュー・感想・評価

おとなの恋の測り方(2016年製作の映画)
4.5
シナリオはちょっと背が低い以外「完璧超人」じゃない!と思ったのは私だけ?いいパパですしね。(*^^)v

主演の一人、アレクサンドル役ジャン・デュジャルダンだとはちょっと気がつかなんだw。あ、そうか「アーティスト」にも出てたじゃん。背が低いんで気がつかなかったです。( °∀ °c彡))Д´)スパーン
相手役のヴィルジニー・エフィラもかなりな美人ですよね~。しかも背が高く見えるし。対比としても十分おもしろい関係だったと思います。

ちょっと対比、という言葉を使ったので私が見ていて思ったところを。それは「視覚効果」です。

例えば、アレクサンドルが女友達や別れた妻と会うシーンがありますが、そのどちらもわざと背の高い女性を使っている感じがしますね~。だからこそ、アレクサンドルがより低く見えてしまう。

そしてそれは色にも出ています。

例1.【進出色と後退色】
おなじ平面上にありながら、ある色は飛び出して見えます、これが進出色で、反対に後ろにさがって見える色を後退色といいます。進出色は暖かい色で赤、橙、黄などで、後退色は冷たい色の青、青緑、青紫などです。

例2.【膨張色と収縮色】
明るい色の服を着るとなんだか太ったように見え、黒っぽい服を着ると引き締まって見えるようなことで、
大きく膨張して見える色を膨張色、小さく収縮して見えるのを収縮色といい、色の明度によるものです。

これを踏まえてみると、二人には実は色が割り当てられています。ディアーヌは赤、そしてゴールド。アレクサンドルは濃紺です。
ディアーヌはあのオープニングでのゴールドはまさに鮮烈でしたね。もうできる女性!と言う感じがします。

で、ディアーヌとアレクサンドルが並んでいれば、よりディアーヌが大きく見えるようになっているはずですし、アレクサンドルはより小さく、でも引き締まって見えるはずです。よく分かるのは二人のクラブでのダンスシーン等かと。あそこでアレクサンドルが赤い背広で踊っていたらどうでしょうか?やっぱり浮いていたと思いますし、映画のシーンとしても統一性を欠いてしまうと思います。

またディアーヌが母親の運転する車で暴走してしまうシーンがありますが、この時もディアーヌは赤い服を着ていましたし、二人の乗っている車は赤。それに対し、廻りを走る車はシルバーなどの目立たない車ばかり。だからこそ赤い車に目を持って行かれる。また心の迷いをも示しているのではないでしょうか。

さらにもう一つ言うならラスト。パラシュートを持って彼に寄っていくシーンがありますが、
・白い服。
・(手に持つぐらいのロングドレスを彷彿とさせる裾と思うくらいの)パラシュート。
・まさに彼の胸に「飛び込んでいく」
って言えば多くの女性が憧れる、あの衣装ですよね。もう「お幸せに」しかないでしょw。

と、視覚的にも実はいろいろ手が込んでるな~、とも思った作品でした。