塩犬

おとなの恋の測り方の塩犬のレビュー・感想・評価

おとなの恋の測り方(2016年製作の映画)
4.3
久しぶりに好きなラブストーリー。くどくないし、単純な悩みには共感できる。よくあるうじうじしたヒロインの無駄な悩みやありえない恋愛三角形みたいな展開もなし。かつ、洋画特有の目を逸らしたくなるラブシーンもなし。
逆身長差はありがちなネタだけど、可愛い男性がかっこいいというプラスのギャップが多い気がする。けど今回の場合はすべて完璧だけど背が小さいというどちらかと言うとマイナスのギャップからなる設定。本人同士は気にしないけど周りは好奇の眼差しを向ける。愛してるのに世間体を気にしてしまい踏み込めない。周りのキャラクターもアレクサンドルをバカにした様子。それに動揺するディアーヌ。ただ、その動揺はきっと見ている全ての女性が納得してしまう感情なんじゃないかと思う。自分の彼が変わっていると言われると自身も変わっていると言われているような気がする。劇中、泣いて悩むディアーヌに言った同僚のセリフは真実を的確についていてドキリとする。特別なセリフって訳では無いがぜひ見て感じていただきたい。見た方はどのセリフか分かってくれるはず!
低身長のアレクサンドルはVFXを使って撮った特殊撮影。それが自然に見えるほど丁寧に撮影されている。
時間の問題か、彼氏VS元旦那の決闘が見れなかったのは残念。
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