イライライジャ

おとなの恋の測り方のイライライジャのレビュー・感想・評価

おとなの恋の測り方(2016年製作の映画)
3.3
全てが完璧な男性だと思うけれど唯一身長が136センチしかない。恋愛するに当たって身長は譲れない人が多いはず。
でもそれって自分が相手を好きってことより、外見の良い恋人と歩く自分が好きなんだよね。
目に見えない身体障害者は受け入れて、目に見える身体障害者は受け入れない。この差別を平気でする母の育て方だと、そりゃあヒロインは脳内に創り上げた自分に見合う理想の恋人像から離れられない。
理想があると、その型に捉われてしまい、本当に望む幸せを見失ってしまう。誰かに羨まれる生活こそ幸せ、だなんて誤った選択をしてしまう。
“自分”が心から望むものに気付くまでの大人の成長ラブコメディ。

横で勝手に観てた父が信じられないほど爆笑しまくってて実はフランス人なのかと疑った。