おとなの恋の測り方の作品情報・感想・評価 - 83ページ目

「おとなの恋の測り方」に投稿された感想・評価

 とんでもない出会い方から始まったので、最初っからずっと持ち直すことだけを願いながらの鑑賞になってしまった。とにかく出会い方がヤバイ。ケータイを忘れてしまったら、見知らぬ男から自宅に電話がかかってきて「自宅と書いてあったから電話した」と言われる。もちろん拾ったら警察に届けるのがベストだけど、ここまではギリギリ理解の範疇だ。しかしここからは狂気の連続だ。ケータイを忘れた瞬間を見たけど、直ぐ様追いかけるようなことはしなかった。理由はそれじゃ次に繋がらないから。ここでヤバい奴センサが点滅を始めた。着歴のチェックも欠かさない。「ブルーノって奴からの着歴すごい残ってるけど?」「ディナーはどう?」「じゃランチで」当然個人情報の塊であるケータイを物質に取られてしまっているわけでこのえげつない状況からは逃げられない。もうセンサは火を噴いた。事案発生だ。と、思っていたらなんだよこの女ニコニコしやがって意味わからん。どう考えてもストーカーの部類だろうこれは。おフランスってこれが問題ない世界なのか…あ、日本でも「恋空」というトンデモがあったからお互い様か。だからもう最初の出会いに関しては完全に目を瞑って出会った後のストーリーに焦点を合わせるようにして見た。まぁ後は差別をテーマにしたよくある話で、結局差別意識というのは誰の中にあるのか?ということ。だから基本的には普通の映画。だけどやっぱり強烈におかしい部分がある。そこが好きになれるかどうかが分かれ道かな。
 強烈におかしい代表としてトンデモない婆さんがいる。その婆さんはある話を聞いて非常に差別的な衝撃を受けて道を逆走して人も轢くけど一切お咎めなし。怪我もなし。コメディだから気にしないとかそんなわけないから。そんな下りがあるならそこも詰めて笑いに代えてください。
自分自身と向き合って紳士な態度がすごく良かった!
人は見た目が100%じゃないよ!
mooook

mooookの感想・評価

3.5
予告編で伝え切ってたな〜。伝えたいことがありきたりではっきりしてたからそれ自体悪くないけど物足りなく感じた。
YUーCHI

YUーCHIの感想・評価

4.2
期待通りの良作で見終わっても強く印象に残った作品。
中々難しいことを扱ってるので万人にお勧めとは行かないかもしれないがそれでも観る価値はあると思う。
途中でものすごく心に刺さるセリフがあるがこれは観て味わって欲しい。
きっとみんな刺さるはず。
まず驚くのは、身長182cmのジャン・デュジャルダンが、身長136cmの主人公アレクサンドルを演じていることだ。相手役のディアーヌを演じるビルジニー・エフィラの身長は175cm、身長差、約40cmのカップルが巻き起こす恋愛コメディがこの作品だ。

夫と別れて3年になる女性弁護士ディアーヌの自宅に電話がかかってくる。「Maison(自宅)」と呼びかける相手は、レストランで彼女の携帯を拾った男性だった。男性はレストランで近くの席に座っていて、彼女と別れた夫とのやりとりを聞いていた。夫とは離婚したが、仕事上は共同で弁護士事務所を開いていた彼女は、男性の気の利いた会話に心惹かれるものを感じ、翌日、カフェで会って携帯を受け取ることにする。

そして、翌日、カフェに現れたのは、身長136cmのアレクサンドル。宣伝スチールでも使用されているが、このときのディアーヌとアレクサンドルが対面で椅子に座り、それを横から撮ったショットは、この作品の見どころを決定づけるかなりインパクトのある映像だ。

会話が知的で軽妙なアレクサンドルに乗せられ、ディアーヌはいままでにしたことがないような体験をしようと誘われる。その場でアレクサンドルが手配したのは、なんとスカイダイビング(これはのちの伏線となっていく)。初めての驚きの体験で、ますますアレクサンドルに興味を抱いていくディアーヌだった。

舞台は南フランスのマルセイユ。アレクサンドルは長身の息子と一緒に海辺の豪邸に住む一流の建築家だ。彼の素晴らしい家に行き、ますます惹かれていくディアーヌだったが、やはりその身長差は気になっており、仕事のパートナーでもある元夫からの辛辣な言葉や周囲の視線が気になり、アレクサンドルとの仲を逡巡していく。そのあたりの葛藤が粋なフレンチ恋愛劇として展開されていく。

身長182cmのジャン・デュジャルダンを136cmに見せるため、単なるCGだけでなく、いろいろな方法がとられたらしい。監督のローラン・ティラール曰く、全身が映るシーンではCGを使っているが、それだけでなく、膝をついて演技したり、遠近法のマジックで見せたり、実際に背の低い男性を出演させたり、とにかくいろいろな方法を駆使して、身長差40cmカップルの映像をつくりあげていったのだという。

恋愛ドラマには、必ずそれを阻む障害がつきものだが、この作品でそれはシンプルに身長差。もちろんそれはいろいろなものに置き換えられ、この作品が語っているのも周囲の目や意見に惑わされず、本当の愛を貫くべきだという真実だが、ビジュアルにインパクトがあるため、とてもわかりやすいものになっている。最後にヒロインのディアーヌが愛を貫く「命がけ」のシーンも見もので、かなり現実離れはしているが、よくぞこのラストを考えたものだと感心もした。

また舞台がパリではなく、マルセイユだというのも、作品に不思議な明るさを与えている。邦題に関しては、身長に引っ掛けて「測り方」というタイトルをつけたのかと思われるが、もうひと工夫は欲しかったようにも思う。とにかくひさしぶりに見たフレンチ・ラブコメディ、こういう小粋な作品、結構、好きだな。
チェ

チェの感想・評価

3.8
自分の両親が主人公二人の構図なので(父156センチ、母165センチ)、おまけに父親は田舎のしがない建築士、父と母の恋愛時代ってこんな感じだったのだろうか?と、それだけで胸が熱くなりましたw
子どもの頃は、自分よりも背の低い父親のことを(背が低くて恥ずかしい)という理由から参観日や地域のイベントに来られるのが嫌で嫌で「お父さんは来ないで!お母さんだけでいい!」とかたくなに父を拒否していた残酷な子供時代まで思い出しました。(そんな私も今ではすっかりファザコンです。)

というわけで、普通以上に楽しめました。
登場人物が、全員チャーミング、1割も埋まっていないような劇場でも大きな笑い声があちらこちらから聞こえてきました。
haru

haruの感想・評価

3.6
少々呆気なくもするする流れるように観終わった。
この題名の指す"おとなの恋"に、そういうものよねぇとどことなく共感。
物理的な距離と心の距離。
自分ならどうするのかなーと考えつつも、ディアーヌと同じ道を選ぶだろうなぁ。
ごてふ

ごてふの感想・評価

3.5
新宿ピカデリーにて。場内若年層中心に30名強、2割以下の入りと閑散。蚤のカップルの恋の顛末を描いた色彩豊かな大人のフレンチ・コメディ。期待通りの展開と想像通りの結末。少し納得しかねるのは、ティーン・エイジャーでもあるまいし、分別ある大人の女性がそれほど男性の身の丈にこだわるか?ということ。ハンサムで裕福、仕事が出来て、ユーモアと品格もある相手に高身長まで望むものか。これはだから自身の性別・容姿・経験を勘案して、更には相手に何を求めるかを問われるような、試験紙的な作品なのかもしれない。まぁ声高に人間見てくれではなく中身であると云われても白けますが・・。それにしてもCG技術(ポストプロダクション)ってのは凄い。180㎝を超える美丈夫のジャン・デュジャルダンをバランスよく≪縮尺≫しておりました。
カツマ

カツマの感想・評価

3.8
人は見た目が100パーセント?そんなのは恋愛を頑張ることを放棄した考え方。これはそんな考え方を粉砕する王道のサクセスラブコメディ。愛し愛されることに大事なのはきっと見た目なんかじゃない。憧れとアイドル心だけでは済まない複雑な恋愛模様は、モラトリアムを脱した大人のための理想的な教科書のようだった。

ある夜、弁護士のディアーヌの自宅の電話に無くしたはずの携帯電話から着信が入る。携帯電話の拾い主はアレクサンドルと名乗り、積極的かつ紳士的な口調で彼女を誘い、2人は早速携帯の受け渡しも兼ねて会うことになった。だが、彼女の前に現れた男は自分よりも遥かに小さい小男。そんな彼だが見た目とは裏腹に彼女を次から次へと素敵な空間へ連れ出していく。徐々にアレクサンドルに惹かれていくディアーヌ。美女と小男の素敵な恋物語の幕が上がったのだった。

劇中の音楽は女性ボーカルの華やかなポップソングで彩られ、後半で使われたCat Powerなど選曲も素晴らしかった。ディアーヌのエレガントなファッションに視覚的に魅了されはしましたが、やっぱりアレクサンドルの紳士的な佇まいは男として見習うべきところが多かった。恋愛は簡単ではないけれど、見た目や印象よりもしっかり相手と向き合うことが大事。そんな当たり前なことを再確認させてくれる素敵なラブコメディでした。
ぺいた

ぺいたの感想・評価

3.5
まさに「大人の恋」といった映画。

136cmの低身長の男性に恋する物語。
大体予想できるストーリー展開。普通に面白かった。

しかし、一番注目してほしいのはアレクサンドルの紳士の振る舞い!
まるで女性の心の射止め方が分かっているかのような口説き文句、デートの内容、話の内容などなど、全てに品があり男として勉強になるところが沢山あった。
器の広さもまた、紳士らしさがあった。

あとは息子との関係。息子にチャンスを与えるシーンはちょっぴり感動した。

自分にとっては勉強になる映画だなと感じた。

ちなみに、ディアーヌのサングラスはレイバン。アレクサンドルのサングラスはペルソール。