不確実性の高いワインが投資対象になるのが不思議
偽造高級ワインの詐欺事件、流星のように突如現れた詐欺師ルディ・クルアニワンの正体に迫ったドキュメンタリー
知識とそれなりの人柄さえあれば殆どの収集家を騙し切れるという恐ろしい事実
むしろそれの対象が、中身を調べる機会がただの一度、そして無価値の始まりとされてしまうワインなのは不思議でしょうがない
彼の嘘を見極めたのがブルゴーニュの醸造所のベテランというのも真贋の難しさを語っている
ルディの正体もこれだけで映画の題材に出来るレベルだった
そして面白いのは騙された一部の人や、私を含めた多くのレビュワーが彼を嫌いと思ってなさそうなこと