モミヂラミミヂ

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣のモミヂラミミヂのレビュー・感想・評価

4.5
②2017.8.8 Bunkamura ル・シネマ

どうしても大画面でまたみたくて。
珍しくパンフ買ってしまった…
バレエダンサーと言うより、存在そのものがロックスターみたい。
いつか生でみたいなぁ…

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①2017.8.1 Bunkamura ル・シネマ

世界一美しく悲しい野獣。

地球の地軸にどこまでも繋がっているような一筋のバランス中で高く跳躍しては猫のように着地する。
ただただそれを見てるだけでもため息がもれる。

その一方で離散してしまったセルゲイと家族達の苦悩からは誰も悪くないのにひたすら苦しみぬいてしまった、拠り所なく心が不安定にバランス悪く転がっている様。

その体と心の両極を引っ張られて裂かれるような痛みからダンサーとして少しずつ明るい方へ持ち直そうとする彼と、距離を戻しはじめていく家族との緩やかな曲線が美しいドキュメンタリーだった。

劇中の「take me to church」を監督したラシャペルが好きで観に行ったけど、ラシャペルが被写体として惚れるわけだ…

ラシャペルの映像パートのみyoutubeでも観れるのでこちらだけでも是非みてほしい!神々しすぎる!
https://m.youtube.com/watch?v=c-tW0CkvdDI