しゅん

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣のしゅんのレビュー・感想・評価

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この映画自体がフィクショナルなバレエ作品ですね。ドキュメンタリー感はほぼ脱臭済み。母との会話なんて完全に演技だし、当然ながら演技は巧くない。
一番良かったのは公演終わった後の疲れでイライラしてる控え室セルゲイ。苛立った目つきと酷使されたマッスルがめちゃエロい。やっぱりダンスは素人目にもかっこよくて、特に速いダッシュと滞空時間の長い柔らかなジャンプの緩急は神業だなと思った。カメラが全体的にローアングルなのもジャンプを意識したものかな。

幼いときから才能に恵まれた人は本当に大変だなぁ。ってのが一番の感想です。必然性なく挿入された橋の上から列車を眺めるシーンがよかった。
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