ぼぶ

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣のぼぶのレビュー・感想・評価

3.5
「ふつうの人生がほしい」と言いながら、やっぱり踊りの世界に戻ってきた彼。間違いなく芸術に選ばれてしまった人である彼が、どうか自由に、そして自分のために表現をして、少しでも多く幸せを感じていてほしいな、と願ってしまった。
バレエのことは全く詳しくないけれど、美しく繊細なあの演技を見たら、とても真面目な人であることは伝わってくる。それ故にとても生きづらいであろうことも。だから、ずっとそばにいた友人たちの存在になんだか観ている私も救われた気分になった。
好きになったりどうにもならないほど憎んだり、それでもまた求めたり…人生をかけて何かを続けていくってものすごいことだな、と思った。
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